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歴史を考えるヒント [書籍]


歴史を考える際、言葉の果たす役割がどれだけ大きいか力説する。

例えば、「百姓」を今日では農家と限定して捉えている。
明治初期の統計でも、農家の割合が現実より多い。
実際は、林業や漁業、養蚕であれ、「百姓」だったそうだ。

又、「日本」や「関東」「関西」の言葉の起源を知らず使っている人は多い。

目からウロコの事例が集められている。


直接、宗教に言及しないが、宗教史を含め歴史を学ぶ際に、
頭の隅に置いといた方がいい、心構えを教えてくれる。
本当は、20代の教養書なのでしょうね。


歴史を考えるヒント (新潮文庫)

歴史を考えるヒント (新潮文庫)

  • 作者: 網野 善彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/08/27
  • メディア: 文庫



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