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パウロとユダヤ教 [講義-神学等]


(2016日)

講師:勝又悦子准教授(同志社大学神学部)、村山盛葦教授(同志社大学神学部)


入門書的な理解からパウロの実像に迫る。
詳細なレジメを追いかけ講義に啓発される。

ユダヤ教からは「パウロなぞ単なるイカれた野郎」
だったのかもしれません。




----memo

勝又

パウロをテーマにすることを提案するも、
  ユダヤ教側からも言及が無く、困った


パウロが「信仰のみ」を言った時点で
 あっち側にいった人 leftした人

行為あってのユダヤ教

 異教徒(多神教)オベド・コハビーム
と異邦人ノクリーは明確に区別

  異端者ミーニーム

異教徒との取引は頻繁 観念ではなく現実生活

意図を重視

パウロ以前のユダヤ教が、異教徒との接触の中で、
安息日や穢れた物の扱いで、「意図」を重視していた。

パウロはマージナルなところからキリスト教を発展させた。

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村山

 初期はユダヤ教内の一分派 当時は乱立していた

 2人のメシアを待望する派もあった クムラン教団

  パウロはナザレのイエスがメシアと確信した。
  キリスト教を作ろうとしたのではない。

 どういう条件で異邦人が入れるか不明

  
 パウロの普遍主義的思想は旧約聖書に既にあった。
  オリジナルではない
   異邦人の入会条件は見解が分かれる


    パウロは「信仰のみ」だけでなく、
   「行為」をも推奨している。
    律法順守も語っている

  パウロの時代はまだ神殿があった。
    

 ・日本のパウロ研究についての偏り
    
   律法順守 救いを獲得する手段ではなく
       既に救いのメンバーに入っている
     そのメンバーシップを維持するために律法を守る必要がある

   
 ・パウロは約90の聖書から引用を行った
    50以上がロマ書

  パウロの骨肉に母体としてのユダヤ教が存在していた。
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