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第34章 過剰な報復 [創世記]

ディナの辱めに対して、相手が結婚と無制限の結納金を提案してきた。
が、シメオンとレビは、村の男たちを動けなくして殺すため、
割礼を受ければ同じ神の民となれお互いの民族の婚姻が可能となると
友好的態度を取った。

そして、動けなくして男は皆殺し、略奪をした。

この件に関して、どうすればいいのか明確な指示は書かれていない。

「50シケルと結婚で」という法規もあったようだが、
今回、相手が「言い値」でよいと誠実そうではある。

それも許せないなら相手個人を殺すことで最小限となる。
そう考えれば、シメオンとレビの行為はやり過ぎと言える。

が、レイプ魔の父が言ったのは、割礼の提案を村の人々に伝えた際、

23 NIV-JLB
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Won’t their livestock, their property and all their other animals become ours? So let us agree to their terms, and they will settle among us.”

簡単なことじゃないか。ただそれだけで彼らのものは全部われわれのものになり、この土地も豊かになるのだ。どうだろう、みんな、あの人たちがここに住めるように、この提案に賛成してくれないか。」
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と、ヤコブの群れを狙っている。動機が不純である、

シメオンとレビが、信仰上必要とされる「割礼」を利用したことを
神の冒涜とも考えられる。

が、その「割礼」をこの村の連中はヤコブたちの家畜など財産目的のために
利用したと言え、神への冒涜のレベルは、村の男たちの方である。

よって、シメオンとレビが、神を冒涜する腐った連中を殺したことは正しいと考えることもできる。
が、やり過ぎたので、シメオンとレビは長子の権から外された。
長男ルベンがヤコブのソバメとの性的関係で外され、
ヨセフとなる。

聖絶は金品など略奪してはならない。
その意味で、シメオンとレビが「やり過ぎ」だったのであり、
2人の罰が「その程度」で済んだとも考えられる。


むろん、この章を神さまが肯定されていると顕教としては
認められないでしょうね。

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