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野崎観音の謎 [書籍]

大阪、専応寺の太子堂を詣でて、野崎観音に向かう参詣ルートがあるそうだ。
熱心な仏教徒のルートかと思いきや、実は隠れキリシタンのルートだったようだ。

徳川の大坂城築城の大名普請奉行が京都丹後守の京極高知で、
専応寺に数年逗留する。
野崎観音像は偽装の仏像のようだ。

京極高知は"あの"京極家という名家で、母が京極マリア。
弟が浅井長政で長政の妻が信長の妹のお市。

長政とお市の娘、浅井3姉妹の長女が秀吉の側室となる淀殿。
次女の おはつ がマリアの長男高次と嫁ぐ。

マリアと夫・京極高吉が信長時代の天正9年に安土城前の教会で受洗する。
おはつも姉の淀や秀頼の死を受け、受洗。

高知の娘・常子が智仁親王の正室で受洗もしているなど、細かく見ていた。

マニラに追放された内藤如安の叔父にあたる松永久秀が受洗したかは記されていない。

松永久秀キリシタン説 を れんだいこ氏が主張するが、合わせて読むと、ナオ面白いでしょう。


野崎観音の謎 <文芸社>


----令和元年.5.24追加

おはつの受洗は、大坂の陣の後ではなく、関ケ原後の勘違いでした。
おはつの夫・高次を慶長7年(1602)に受洗に導いたようだ。



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