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第4章 1-18 塩漬け [コロサイ書]

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Let your conversation be always full of grace, seasoned with salt, so that you may know how to answer everyone.
いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。そうすれば、一人一人にどう答えるべきかが分かるでしょう。
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腐敗防止の意味ではなく、味付け。
「スパイス」でないのは、無かったか、高価で一般的でなかった。どちらでしょう。

心がけたいものです。

第3章 1-25 パウロの7徳 [コロサイ書]

パウロは12・13節で7つの徳を揚げた。

哀れみ
慈愛
謙遜
柔和
寛容
忍耐 互いに忍び合う
宥恕(ゆうじょ)互いに赦す

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And over all these virtues put on love, which binds them all together in perfect unity.
これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。
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愛は徳ではなく、「きずな」だそうだ。

黒崎の註解では、
愛が無ければ7つの徳目も独立した単体で不完全で形式的道徳となる。
愛があって7つの徳が一体となり完全となるようだ。

第2章 1-23 世を支配する霊 [コロサイ書]


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See to it that no one takes you captive through hollow and deceptive philosophy, which depends on human tradition and the basic principles of this world rather than on Christ.
人間の言い伝えにすぎない哲学、つまり、むなしいだまし事によって人のとりこにされないように気をつけなさい。それは、世を支配する霊に従っており、キリストに従うものではありません。
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the basic principles of this world

principles が、元素や「ABC・・・」という意味もあり、
初歩な事柄という意味のようだ。

ギリシャ哲学など諸学問の教えが蔓延しており、「混乱するなよ」と言っているのでしょう。

「世を支配する霊」に従ってはならないが、この霊は神の被造物であるので、絶対的な悪魔の手先だと考えるのは二元論で間違いなのでしょうね。

第1章 1-29 らしくない文章 [コロサイ書]

コロサイ書の筆者がパウロでないという聖書学者が60%だそうだ。
黒崎はパウロだと言う。

これまでと違う「硬い」文章だが、面識の無い教会で書くことが少なかったので、宇宙観や救済論を書いたと、私もパウロに1票とします。



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He is the image of the invisible God, the firstborn over all creation.
御子は、見えない神の姿であり、すべてのものが造られる前に生まれた方です。
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イエスを(養子ではなく)神の姿としている。
そして後段で、神は万物を造ったが、イエスはその万物ではなく、
先に「生まれた」としている。

後のニカイア派の源流がここなのだろうか、
それとも、ニカイア派作成なのか、どうなのでしょう。
仮にニカイア派だとしても、パウロそのものは不動ですね。
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