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第13章 1-25 長いけど [ヘブル書]

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Brothers, I urge you to bear with my word of exhortation, for I have written you only a short letter.
兄弟たち、どうか、以上のような勧めの言葉を受け入れてください、実際、わたしは手短に書いたのですから。
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聖書の目次に書いてあり一目瞭然であるが、
4~6章前後の手紙と、13章以上の手紙がある。

この手紙は後者であり、パウロはここに「頼むわ」という感情を込めているのだろう。

第12章 1-29 イエスとアベルの血 [ヘブル書]

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to Jesus the mediator of a new covenant, and to the sprinkled blood that speaks a better word than the blood of Abel.
新しい契約の仲介者イエス、そして、アベルの血よりも立派に語る注がれた血です。
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人類初の殺人は、アダムとイブの子、カインとアベルの兄弟殺しだった。
アベルの血はカインへの復讐を求めているそうだ。

が、イエスの血は、万人の罪を赦してもらう為だった。

人に優劣をつけるものではないが、
イエスの流した血は、人類の為に逃げずに受けた磔刑の血だった。
(が、アベルを貶める意図ではないことは自明である。)

第11章 1-40 言葉で創造する [ヘブル書]

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By faith we understand that the universe was formed at God's command, so that what is seen was not made out of what was visible.
信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです。
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ヨハネによる福音書の冒頭「初めに言があった。・・・」と同様である。

抽象度が極めて高い考え方。
こういうことをイエス自身が語ったという記録は知らない。

天地創造を別の見地から表現している。
使徒ヨハネの影響があったのだろうか。
それとも、この時代の人はこういう考え方に慣れていたのだろうか。

第10章 1-39 反キリスト [ヘブル書]

反キリストとは、イエスがキリストであることを否定する者だそうだ。

29節は、反キリストの極地だろう。

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How much more severely do you think a man deserves to be punished who has trampled the Son of God under foot, who has treated as an unholy thing the blood of the covenant that sanctified him, and who has insulted the Spirit of grace?
まして、神の子を足げにし、自分が聖なる者とされた契約の血を汚れたものと見なし、その上、恵みの霊を侮辱する者は、どれほど重い刑罰に値すると思いますか。
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三位一体を否定するのは聖霊を認めていないからだが、
それを何度も公言すると、別の悪霊が寄ってくるのか知らないが、
本人の脳に作用するのだろう。人相や視野に影響するようだ。

第9章 1-28 アロンの杖 [ヘブル書]

至聖所という幕屋にアロンの杖があった。

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which had the golden altar of incense and the gold-covered ark of the covenant. This ark contained the gold jar of manna, Aaron's staff that had budded, and the stone tablets of the covenant.
そこには金の香壇と、すっかり金で覆われた契約の箱とがあって、この中には、マンナの入っている金の壺、芽を出したアロンの杖、契約の石板があり、
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モーセの杖はどこなのだろうかと調べてみたが、
どうも、同じ杖らしい。

この杖でモーセが海を割ったようだ。

所有者がアロンだという根拠はどこなのでしょう。
普通はモーセの杖と勘違いするでしょう。

tue.JPG
シャガール「蛇に変わったモーゼの杖」

第8章 1-13 勝手な言い草 [ヘブル書]

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For if there had been nothing wrong with that first covenant, no place would have been sought for another.
もし、あの最初の契約が欠けたところのないものであったなら、第二の契約の余地はなかったでしょう。
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これは新約を信ずる者の「言い方」である。

が、イエスを信じず、旧約を信じるならば、
では、旧約が完全なモノなのかと問われなければならない。

しかし、旧約にメシアが現れることが期待されている以上、
旧約は過渡期のモノであって、メシアによって完全となることが、
論理的な帰結となる。

したがって、「勝手な言い草」ではない。

第7章 1-28 メルキゼデクとアブラハム [ヘブル書]

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This man, however, did not trace his descent from Levi, yet he collected a tenth from Abraham and blessed him who had the promises.
それなのに、レビ族の血統以外の者が、アブラハムから十分の一を受け取って、約束を受けている者を祝福したのです。
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『アブラハムとメルキゼデクの会見』
ディルク・ボウツ 1464-1467


この絵が物語っているように、「メルキゼデク何者」という話である。

2節に名が「サレムの王」という意味と記しているが、
サレムはエルサレムで、モーセの律法以前に祭司がいたことを示す。

その祭司にアブラハムは最敬意を示した。

創世記を読んだ時は、その意味に気づかなかったが、
大祭司であった。

第6章 1-20 ○○に誓う [ヘブル書]

人は何かに誓う。

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Men swear by someone greater than themselves, and the oath confirms what is said and puts an end to all argument.
そもそも人間は、自分より偉大な者にかけて誓うのであって、その誓いはあらゆる反対論にけりをつける保証となります。
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「良心にかけて嘘をつきません」とは信用しがたい。

人の良心は極限状況ではあてにならない。


政治家が「政治史にかけて・・・」
画家が、「美術史にかけて・・・」

と使うそうだ。
この場合、画家は信用していいかな、とは思うが、
政治家は思えない。


やはり「神に誓って・・・」が、一番ズッシリくる。

第5章 1-14 大祭司メルキゼデク [ヘブル書]

イエスには、メシアであると同時に、大祭司でもあった。

イスラエルでは大祭司は代々レビ族から選ばれたようだ。
1節ではすべての人間から選ばれたとなっている。
不特定の多数からという意味だろうが、アロンはモーセの兄なので基本的には血縁なのだろう。

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and was designated by God to be high priest in the order of Melchizedek.
神からメルキゼデクと同じような大祭司と呼ばれたのです。
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創世記を読んだ記憶では、サラッとしか登場しなかった。
しかし、アブラハムと出会った頃なので、モーセも出現してない時代の大祭司なので、彼が命じられたということは、大祭司としてはイエスと同格ということだろう。

まさか、新約のこのようなところで彼が登場するとは思いませんでした。

第4章 1-16 神の言葉 [ヘブル書]


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For the word of God is living and active. Sharper than any double-edged sword, it penetrates even to dividing soul and spirit, joints and marrow; it judges the thoughts and attitudes of the heart.
というのは、神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです。
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神の言葉は、聖霊や聖書より受けることができる。

20世紀、共産主義が猛威を振るったが、
自由主義と諸宗教の包囲により、今日、過去の出来事となった。

21世紀、神の言葉が再確認される。
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