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第10章 1-44 強制離婚 [エズラ記]

異邦人と結婚した者が多かった。
それに対して取ったエズラの措置は厳しかった。

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All these had taken foreign wives; and some of them had wives by whom they had children.
これらの者は皆異邦の女をめとった者である。彼らはその女たちをその子供と共に離縁した。
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かつて、ルツという異邦人の女がいたが、主に敬虔であり、
「ルツ記」まで編纂された美談もあったのに、一律離縁は厳しいでしょう。

今日なら、「近いうちに改宗する」と誓うことで充分だと思うのですがね。

第9章 1-15 神の前に立てない [エズラ記]

イスラエルに帰ったエズラは失意に陥った。
イスラエルの民と異邦人との雑婚がまかり通っていたからだった。

個々人の人生においては、近所で出会った人々との必然の結果だったのでしょう。
が、その子の宗教感情に決定的に悪影響を及ぼすので、ダメなのは当然だった。

エズラは嘆いた。

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Yahweh, the God of Israel, you are righteous; for we are left a remnant that has escaped, as it is this day. Behold, we are before you in our guiltiness; for none can stand before you because of this."
ああ、イスラエルの神、主よ、あなたは正しくいらせられます。われわれはのがれて残ること今日のとおりです。われわれは、とがをもってあなたの前にあります。それゆえだれもあなたの前に立つことはできません」。
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誰も神の前に立つことはできない。

新約に生きる私たちは、イエス・キリストを主をすることによってのみ、
義とされ、神の前に立つことができる。

それが真実だったが、日本では「宗教」だった。

第8章 1-36 「聖書」編纂者エズラの帰還 [エズラ記]


エズラがエルサレムに帰還する章。
同行者のリストが記されている。


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Now these are the heads of their fathers' households, and this is the genealogy of those who went up with me from Babylon, in the reign of Artaxerxes the king: アルタシャスタ王の治世に、バビロンからわたしと一緒に上って来た者の氏族の長、およびその系譜は次のとおりである。
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バビロン捕囚がB.C.587年、エズラのエルサレム帰還がB.C.458年。
約130年で世代にして4~5世代となった。

エズラと共に帰ったレビ人249人が彼を支え聖書の編纂となったそうだ。


第7章 1-28  異国の王に仕える。 [エズラ記]

イスラエルの神に通じたエズラが、ペルシャ王に仕え信用を得ていたようだ。
そういうこともあるということだ。


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this Ezra went up from Babylon: and he was a ready scribe in the law of Moses, which Yahweh, the God of Israel, had given; and the king granted him all his request, according to the hand of Yahweh his God on him.
このエズラはバビロンから上って来た。彼はイスラエルの神、主がお授けになったモーセの律法に精通した学者であった。その神、主の手が彼の上にあったので、その求めることを王はことごとく許した。
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日本では信長に気に入られるケースもあったので、めずらしくはないのでしょう。

第6章 1-22 第2神殿完成 [エズラ記]

第2神殿の再建が終えた。

この再建の主体はユダヤ人だが、神は異邦人にも命じたので成功した。

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The elders of the Jews built and prospered, through the prophesying of Haggai the prophet and Zechariah the son of Iddo. They built and finished it, according to the commandment of the God of Israel, and according to the decree of Cyrus, and Darius, and Artaxerxes king of Persia.
そしてユダヤ人の長老たちは、預言者ハガイおよびイドの子ゼカリヤの預言によって建て、これをなし遂げた。彼らはイスラエルの神の命令により、またクロス、ダリヨスおよびペルシャ王アルタシャスタの命によって、これを建て終った。
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第5章 1-17  誰の許可で? [エズラ記]

ユダヤの民は神殿再建中に、近くの知事から工事許可者が誰か聞かれた。

当然、「バビロン王クロスの許可だ」と言うと、知事は確認したという章である。

3
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At the same time came to them Tattenai, the governor beyond the River, and Shetharbozenai, and their companions, and said thus to them, "Who gave you a decree to build this house, and to finish this wall?"
その時、川向こうの州の知事タテナイおよびセタル・ボズナイとその同僚は彼らの所に来てこう言った、「だれがあなたがたにこの宮を建て、この城壁を築きあげることを命じたのか」。
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要は「誰の許可でここに建物たててんねん?」と権力が言っているわけである。

権力は暴力装置とよく言ったものである。

第4章 1-24 サマリヤ人の報復 [エズラ記]

捕囚から帰ったユダヤ人は神殿の再建にとりかかった。
そこへサマリヤ人も「共にやろう」と申し出があったが、断った。

サマリヤ人は、アルタシャスタ王へ手紙を書き、イスラエルを中傷し、
工事の中断へ追い込んだ。

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Then when the copy of king Artaxerxes' letter was read before Rehum, and Shimshai the scribe, and their companions, they went in haste to Jerusalem to the Jews, and made them to cease by force and power.
アルタシャスタ王の手紙の写しがレホムおよび書記官シムシャイとその同僚の前に読み上げられたので、彼らは急いでエルサレムのユダヤ人のもとにおもむき、腕力と権力とをもって彼らをやめさせた。
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見くびり相手にしなかったことが、こういう結果となった。

理由があろうが、ムゲにするのは賢明ではないということだろう。

第3章 1-13 貧弱な賛美だが、喜びにむせる [エズラ記]

捕囚から帰還した者たちは、神殿を再建した。

その礎の段階で、多くの者が泣いた。

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But many of the priests and Levites and heads of fathers' households, the old men who had seen the first house, when the foundation of this house was laid before their eyes, wept with a loud voice. Many also shouted aloud for joy,
しかし祭司、レビびと、氏族の長である多くの人々のうちに、もとの宮を見た老人たちがあったが、今この宮の基礎のすえられるのを見た時、大声をあげて泣いた。また喜びのために声をあげて叫ぶ者も多かった。
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ソロモン時代に造った神殿とは同規模だったものの、賛美が貧弱だったようだ。
聖歌隊4000人だったが、この時は何人だったのだろう。
みんなが元気で賛美してたのとは違い、悲しみの伴ったものだった。
それでも喜ぶ者が多かったようだ。

第2章 1-70 捕囚からの第1次帰還者 [エズラ記]

この章はバビロン捕囚からの第1次帰還者のリストとなる。
外国人にとってはあまり意味はないが、
ユダヤの民族にとっては自分のルーツの問題で重要な文書なのでしょう。


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So the priests, and the Levites, and some of the people, and the singers, and the porters, and the Nethinim, lived in their cities, and all Israel in their cities.
祭司、レビびと、および民のある者はエルサレムおよびその近郊に住み、歌うたう者、門衛および宮に仕えるしもべたちはその町々に住み、一般のイスラエルびとは自分たちの町々に住んだ。
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歌手も同列に扱われている。賛美をする重要な役目であり、
超一流の者なのでしょう。

イスラエルびととは、ユダとベニヤミンとレビ族だそうだ。

第1章 1-11 神は、ペルシャ王の口も借りた。 [エズラ記]

ペルシャ王にも神は話しかけた。

2
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"Thus says Cyrus king of Persia, 'Yahweh, the God of heaven, has given me all the kingdoms of the earth; and he has commanded me to build him a house in Jerusalem, which is in Judah.
「ペルシャ王クロスはこのように言う、天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じられた。
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ヨソの国の王にも話しかけ、エルサレム再建を命ぜられた。
そういうこともある。

アブラハムの3宗教以外の人に、同じ神(GOD)が声をかける場合もある。

ここは大事なところだと思う。
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