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その時歴史が動いた 日本人の心を守れ 〜岡倉天心・廃仏毀釈からの復興〜 [映像]

(2008日)岡倉が東大卒業後文部省に勤務し、17の時、フェノロサを奈良に案内。
明治初年の神仏分離令により起こった廃仏毀釈で破壊された仏像を見て心を痛めた。

これが彼の原点となり、欧化政策の逆風の中で文化財保護を主張する。

壊れた仏像等を修復するには、法律を作らなければならない。
彼はフェノロサと組み伊藤博文を洗脳し、「文化財保護法」を作った。

が、1898年校長を務めていた東京美術学校を排斥されたため、
日本美術院を発足させ、仏像の修理をはじめた。

彼の修理方法は、「現状維持法」であり画期的だった。
美術的価値と宗教的価値のある仏像の修理に際して細心の注意を払った
日本人の伝統と精神に対する極めて謙虚な修理法だった。

かつて彼が無残な仏像を目にして言った、「鬼や霊が泣いている」という言葉は、
重い言葉だった。

美術を志す人なら17歳位でのマストな内容なのかもしれません。

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天心が7歳の時に学んだ英語塾は、オランダ改革派宣教師のアメリカ人ジェームズ・バラだった。
バラは後に日本初のプロテスタント教会、日本基督公会の牧師となる。

バラ夫妻は英語塾ではキリスト教の話はしなかったそうだ。
日本人で初めてプロテスタントとなった矢野隆山から日本語を学びヨハネ福音書の和訳を行った。

そのような横浜の最先端の英語塾で学びながらも、天心は仏像修復に情熱を注いだ。

単純に「偶像」の是非で語れない、超1流の人物でした。

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先日の↓投稿に追加
http://1rin.blog.so-net.ne.jp/2017-02-11

tensin.jpg
(写真-wiki)
その時歴史が動いた 第324回 日本人の心を守れ 〜岡倉天心・廃仏毀釈からの復興〜
http://kr.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=88140&prgid=34198808&categid=32037854&page=1&ref=ch&lot=cthum2_1_1
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