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第13章 1-31 不純物を排除する [ネヘミヤ書]

神殿の中のある部屋をトビヤという男に貸していた。
この男は神殿再建を侮辱した男だったが、
祭司が表面上の平和のために、便宜を与えていたようだ。

が、ネヘミヤは激怒した。

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It grieved me severely: therefore I cast forth all the household stuff of Tobiah out of the room.
わたしは非常に怒り、トビヤの家の器物をことごとくそのへやから投げだし、
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世俗の空間では、異教であろうが平和的に共存すればいいが、
神殿などの聖なる空間では、絶対に聖性は守らねばならない。

ネヘミヤは正しい。

第12章 1-47  聖歌隊の奉仕は30以上 [ネヘミヤ書]

異民族の支配下での城壁の奉献式の章。


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All Israel in the days of Zerubbabel, and in the days of Nehemiah, gave the portions of the singers and the porters, as every day required: and they set apart that which was for the Levites; and the Levites set apart that which was for the sons of Aaron.
またゼルバベルの日およびネヘミヤの日には、イスラエルびとはみな歌うたう者と門を守る者に日々の分を与え、またレビびとに物を聖別して与え、レビびとはまたこれを聖別してアロンの子孫に与えた。
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聖歌隊がリスペクトされている。
が、レビ人が神殿に奉仕するのが20歳以上なのに対し、
聖歌隊は30歳以上だった。

これは、議員なら参議院が年齢的に見識を要求されるのと同様、
どんなに歌唱力があろうが、まずは10年以上普通の奉仕をしろということでしょう。

第11章 1-36 民族の再建の為、聖地に住む [ネヘミヤ書]

エルサレムの再建にあたり、クジで居住地をエルサレムに住まわせたようだ。

10人のうち9人を追い出したのではなく、エルサレムが少なかったので増やそうとしたのでしょう。


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The princes of the people lived in Jerusalem: the rest of the people also cast lots, to bring one of ten to dwell in Jerusalem the holy city, and nine parts in the other cities.
民のつかさたちはエルサレムに住み、その他の民はくじを引いて、十人のうちからひとりずつを、聖都エルサレムに来て住ませ、九人を他の町々に住ませた。
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民族の信仰の中心地であるエルサレムが廃れたら、信仰と団結が崩れ、滅ぶ。

強制ではあるが、クジで選ばれた者は、嫌がったのではなく、
神に選ばれたと考えたのでしょう。

第10章 1-39 信仰共同体の盟約を交わす [ネヘミヤ書]

この章でエルサレム神殿を中心とする信仰共同体の盟約が交わされた。
その名と掟が記されている。

掟といっても、祭りの捧げものの決まりなどであって、非常識なものはない。


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We will not forsake the house of our God.
こうしてわれわれは、われわれの神の宮をなおざりにしない。
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民族にとって一番大事なのは、信仰の聖地である神の宮を守ることであって、
そのシキタリを守ることが、共同体の団結を維持し安全を確保することになる。

イスラエルの民は捕囚も経て、身に染みて分かったということでしょう。

第9章 1-38  同胞で盟約を結び、備える [ネヘミヤ書]

イスラエルの同胞で盟約を結んだ。

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Yet for all this, we make a sure covenant, and write it; and our princes, our Levites, and our priests, seal it."
このもろもろの事のためにわれわれは堅い契約を結んで、これを記録し、われわれのつかさたち、レビびとたち祭司たちはこれに印を押した。
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自分たちの国をもっていない状態であり、これも主に対して罪があったからだと捉えた。
それを脱するには、団結が必要条件だった。

このような昔から政治運動で契約の際に印を押したようだ。
血を伴うものなのやもしれない。

第8章 1-18 律法の言葉を聞いて泣く [ネヘミヤ書]

祭司エズラが説教した。
民は泣いた。

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Nehemiah, who was the governor, and Ezra the priest the scribe, and the Levites who taught the people, said to all the people, "This day is holy to Yahweh your God. Don't mourn, nor weep." For all the people wept, when they heard the words of the law.
総督であるネヘミヤと、祭司であり、学者であるエズラと、民を教えるレビびとたちはすべての民に向かって「この日はあなたがたの神、主の聖なる日です。嘆いたり、泣いたりしてはならない」と言った。すべての民が律法の言葉を聞いて泣いたからである。
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こういうのをリバイバルというようだ。
悔い改めの涙を流すようだ。

律法で涙するというのが理解できないですね。
まさに先祖なら出エジプトのいきさつなら涙するでしょう。
が「レビ記」や「民数記」ではどうなのでしょうね。

第7章 1-73  汚れた者 [ネヘミヤ書]


捕囚からの帰還者のリストが書かれている。
が、祭司の中でリストに書かれていない者もいたようだ。

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These searched for their geneological records, but couldn't find them. Therefore were they deemed polluted and put from the priesthood.
これらの者はこの系図に載った者のうちに、自分の籍をたずねたが、なかったので、汚れた者として祭司の職から除かれた。
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たまったものではないが、そう考えるようだ。
もっとも「クジ」が神の意思であるように、リストに無かったのも
神の意思と考えるのだろう。

第6章 1-19 悪意ある預言者もいる [ネヘミヤ書]

エルサレム再建への妨害工作が進行していた。
潜在的に恐怖を抱いていたのだろう。

工事責任者のネヘミヤを呼び出して危害を加えようとしたり、
それに応じなければ、王になろうという野心があると決めつけた。

それでもネヘミヤが応じなければ、
預言者を買収して、神殿に閉じこもるよう進言させた。

が、ネヘミヤは気づいた。

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I discerned, and behold, God had not sent him; but he pronounced this prophecy against me. Tobiah and Sanballat had hired him.
わたしは悟った。神が彼をつかわされたのではない。彼がわたしにむかってこの預言を伝えたのは、トビヤとサンバラテが彼を買収したためである。
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預言者が常に神の言葉を口にするとは限らない。
買収される場合もある。

聖書を読み、主に敬虔で感性を研いでいないと騙され殺されてしまうのでしょう。

第5章 1-19 同胞奴隷の教訓 [ネヘミヤ書]

モーセの戒めの段階から同法奴隷には規制があった。保護するためだった。

いつの時代も困窮する者が必ずでるが、同胞を売買している現状を
ネヘミヤは悲しんだ。そして言った。

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I said to them, "We, after our ability, have redeemed our brothers the Jews that were sold to the nations; and would you even sell your brothers, and should they be sold to us?" Then they held their peace, and found never a word.
彼らに言った、「われわれは異邦人に売られたわれわれの兄弟ユダヤ人を、われわれの力にしたがってあがなった。しかるにあなたがたは自分の兄弟を売ろうとするのか。彼らはわれわれに売られるのか」。彼らは黙してひと言もいわなかった。
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16世紀に日本に来た宣教師たちが50万の日本人を奴隷としたそうだ。
日本人側のキリシタン大名や有力者が1樽の火薬と50人とを交換したらしい。

旧約聖書を読んでなかったのでしょう。読んでいれば同胞を売買することは恥であるので、
異教徒であれ躊躇したやもしれない。

第4章 1-23 敵を恐れるな [ネヘミヤ書]

ネヘミヤは仲間を鼓舞した。


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I looked, and rose up, and said to the nobles, and to the rulers, and to the rest of the people, "Don't be afraid of them! Remember the Lord, who is great and awesome, and fight for your brothers, your sons, and your daughters, your wives, and your houses."
わたしは見めぐり、立って尊い人々、つかさたち、およびその他の民らに言った、「あなたがたは彼らを恐れてはならない。大いなる恐るべき主を覚え、あなたがたの兄弟、むすこ、娘、妻および家のために戦いなさい」。
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真に恐れるべきは主なので、主の敵を恐れることは間違っており、
正義に反するので堂々とすればよい。

これが、ユダヤ・キリスト教の基本姿勢でしょう。
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