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小原克博「正義・平和・暴力の概念的整理」(講義「宗教と平和」第4回、同志社大学) [講義-神学等]

(2013日)キケロが言った、不正を見過ごす不作為に関しては、
日本人は極めて良心に欠けているという印象がある。
戦後の高度成長期の公害にしても、当初は企業側論理が支配的で、
その構造的暴力に取り組んだのが、いわゆるリベラルだったのは、忘れてはならないでしょう。


----memo
概念は大事

正義

• キケロ(前106~前43)『義務論』

不正への傍観者 いじめ

 
キリスト教の場合

迫害期 絶対平和主義 兵役拒否
       捕まれば、ほぼ死を意味する が、抵抗せず

ミラノ勅令313
     平和主義からの離脱 正戦論へ移行(必要悪)
      ローマ帝国そのものが外敵の脅威
   アウグスティヌス 正戦論 市民的義務
          絶対平和主義は傍流

十字軍11-13c 聖戦論 必要悪から積極的に肯定 神のご意思
       抑制無
     イスラムとの大きな亀裂
---

暴力および平和の定義

• J. ガルトゥングによる「暴力」の定義
潜在的実現可能性が下回った場合
     構造的暴力


直接的暴力-----消極的暴力
-----------------------
構造的暴力-----積極的平和


軍事的殲滅は消極的平和
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