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第17章 1-19 国防と宗教教育 [歴代誌下]

アサの子ヨシャパテが王となった。
彼は主に従った。

今までに記憶はないが、今回、教育活動が記されていた。

9-10
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They taught in Judah, having the book of the law of Yahweh with them; and they went about throughout all the cities of Judah, and taught among the people.
The fear of Yahweh fell on all the kingdoms of the lands that were around Judah, so that they made no war against Jehoshaphat.
彼らは主の律法の書を携えて、ユダで教をなし、またユダの町々をことごとく巡回して、民の間に教をなした。
そこでユダの周囲の国々は皆主を恐れ、ヨシャパテと戦うことをしなかった。
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司たちやレビ人や祭司らが、協力しあったようだ。
その結果、国民の意識もまとまり、周囲を恐れさせるまでにしたようだ。


第16章 1-14 アサの戦略が先見者に批判される。 [歴代誌下]

北が攻めてきて、エルサレム近くのラマに拠点を築こうと工事しだした。


それに対して、アサ王はシリア王に金銀を贈って、北イスラエルに攻撃させた。
そうすることでラマを解放させることに成功した。


が、先見者が批判した。

9
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For the eyes of Yahweh run back and forth throughout the whole earth, to show himself strong in the behalf of them whose heart is perfect toward him. Herein you have done foolishly; for from henceforth you shall have wars."
主の目はあまねく全地を行きめぐり、自分に向かって心を全うする者のために力をあらわされる。今度の事では、あなたは愚かな事をした。ゆえにこの後、あなたに戦争が臨むであろう」。
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そして獄に入れた。

獄に入れたことはアサ王の非だと思うが、
彼の戦略は成功し、自国民に1人の死者もださずに目的を達成したのだから、
何ら落ち度はないと思いますね。

が、それは現代的な価値観なのでしょう。

第15章 1-19 アサ王の「高き所」の処置 [歴代誌下]


アサは、偶像を祀る「高き所」を除かなかったとある。


17
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But the high places were not taken away out of Israel: nevertheless the heart of Asa was perfect all his days.
ただし高き所はイスラエルから除かなかったが、アサの心は一生の間、正しかった。
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が14章の3節では、高き所を取り除きとある。

14-3
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or he took away the foreign altars, and the high places, and broke down the pillars, and cut down the Asherim,
彼は異なる祭壇と、もろもろの高き所を取り除き、石柱をこわし、アシラ像を切り倒し
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どうやら、「高き所」が複数あり、一部は取り除いたものの、
完全に取り除いたわけではなかったと解釈すべきでしょう。


が、彼の心は一生の間、正しかったとあるので、
それはそれで、かろうじてマシな王という扱いなのでしょう。

第14章 1-15 南ユダ王国3代目アサの治世 [歴代誌下]

南ユダ王国の3代目アサは主に忠実だった。
現代的な価値観では、宗教的不寛容そのものだった。


が、平和で主はアサに味方した。


エチオピアから100万の大軍が攻めてきた時、
アサは祈った。

11
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Asa cried to Yahweh his God, and said, "Yahweh, there is none besides you to help, between the mighty and him who has no strength. Help us, Yahweh our God; for we rely on you, and in your name are we come against this multitude. Yahweh, you are our God. Don't let man prevail against you."
時にアサはその神、主に向かって呼ばわって言った、「主よ、力のある者を助けることも、力のない者を助けることも、あなたにおいては異なることはありません。われわれの神、主よ、われわれをお助けください。われわれはあなたに寄り頼み、あなたの名によってこの大軍に当ります。主よ、あなたはわれわれの神です。どうぞ人をあなたに勝たせないでください」。
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やはり、国内が主の下に一致団結して、王が祈ることで勝利となる。
バラバラでは神の下に団結した軍勢に勝てるわけがない。

第13章 1-22 勝手な言い草だが、 [歴代誌下]

ソロモンの子レハベアムが死に、その息子アビヤが南ユダ王国を継いだ。
そして北のヤラベアムと戦うことになり、北を罵った。


6-7
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Yet Jeroboam the son of Nebat, the servant of Solomon the son of David, rose up, and rebelled against his lord.
There were gathered to him worthless men, base fellows, who strengthened themselves against Rehoboam the son of Solomon, when Rehoboam was young and tenderhearted, and could not withstand them.
ところがダビデの子ソロモンの家来であるネバテの子ヤラベアムが起って、その主君にそむき、 また卑しい無頼のともがらが集まって彼にくみし、ソロモンの子レハベアムに敵したが、レハベアムは若く、かつ意志が弱くてこれに当ることができなかった。
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が、ヤラベアムにすれば、ソロモン時代に厳しい措置が下されたので、
その息子のレハベアムに臣従を誓うので許してくれ懇願したが、
ますます厳しくされた経緯があった。

当然、絶望し、やるせなく、仕方なく、北王国を作ることとなった。


そこで、ヤーヴェを離れたのが決定的にマズかった。
離れなければ、違った展開だったのでしょう。

第12章 1-16  身をもって知るがいい [歴代誌下]

レハベアムの治世がはじまり、5年してエジプト王シシャクが攻めてきた。
主を離れたためだった。

主は預言者に言わせた。


8
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Nevertheless they shall be his servants, that they may know my service, and the service of the kingdoms of the countries."
しかし彼らはシシャクのしもべになる。これは彼らがわたしに仕えることと、国々の王たちに仕えることとの相違を知るためである」。
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ヤーヴェに仕えることと、エジプト王に仕えることと比べて違いを身をもって知れ、ということだ。

体験するまでもなく分かることでしょう。

第11章 1-23 聖書の言う「賢さ」 [歴代誌下]

ソロモンの子レハベアムは妻18人+60人 男子28人、女子60人をもうけたようだ。

が、後継者問題は生じなかった。マアカの子アビヤを王としようと、
布石を打つことに抜かりはなかった。


23
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He dealt wisely, and dispersed of all his sons throughout all the lands of Judah and Benjamin, to every fortified city: and he gave them food in abundance. He sought for them many wives.
それで王は賢くとり行い、そのむすこたちをことごとく、ユダとベニヤミンの全地方にあるすべての要害の町に散在させ、彼らに糧食を多く与え、また多くの妻を得させた。
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レハベアムは後に神から離れていく人物だが、
後継者問題では「賢く」行ったようだ。この点では聖書は評価している。

「蛇のように賢くあれ」とも聖書は言うので、これは皮肉ではないだろう。

第10章 1-19 ソロモンの愚かな息子 [歴代誌下]

ソロモンの次にレハベアムが王となったが、
冷酷な人だったようだ。


18
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Then king Rehoboam sent Hadoram, who was over the men subject to forced labor; and the children of Israel stoned him to death with stones. King Rehoboam made speed to get himself up to his chariot, to flee to Jerusalem.
レハベアム王は徴募人の監督であったアドラムをつかわしたが、イスラエルの人々が石で彼を撃ち殺したので、レハベアム王は急いで車に乗り、エルサレムに逃げた。
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イスラエルの民からも恨まれ徴募人の監督が殺された。
既に疲弊していたのでしょう。

第9章 1-31 シバの女王、ヤーヴェを絶賛 [歴代誌下]

シバの女王は、エルサレムを訪ね、ソロモンに謁見し、
彼の知恵と国の豊かさやシステムに驚いた。

そして絶賛する。

8
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Blessed be Yahweh your God, who delighted in you, to set you on his throne, to be king for Yahweh your God: because your God loved Israel, to establish them forever, therefore made he you king over them, to do justice and righteousness."
あなたの神、主はほむべきかな。主はあなたを喜び、あなたをその位につかせ、あなたの神、主のために王とされました。あなたの神はイスラエルを愛して、とこしえにこれを堅くするために、あなたをその王とされ、公道と正義を行われるのです」。
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彼女にとっては全能で唯一の神とは捉えていないが、絶賛した。
外交辞令でなく本心からだったのでしょう。

第8章 1-18 奴隷として働かせる。 [歴代誌下]

ソロモンは様々な建築物を建てた。補給のための倉庫のように、
防衛目的もあったのでしょう。

強制徴募を行った。

8
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of their children who were left after them in the land, whom the children of Israel didn't consume, of them Solomon conscripted forced labor to this day.
その地にあって彼らのあとに残ったその子孫、すなわちイスラエルの子孫が滅ぼし尽さなかった民に、ソロモンは強制徴募をおこなって今日に及んでいる。
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