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第23章 1-39 殺してみろよ [マタイ伝]

30-32
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And you say, `If we had lived in the days of our forefathers, we would not have taken part with them in shedding the blood of the prophets.'
So you testify against yourselves that you are the descendants of those who murdered the prophets.
Fill up, then, the measure of the sin of your forefathers!
そして、『もし先祖の時代に生きていても、預言者の血を流す側にはつかなかったであろう』などと言う。
こうして、自分が預言者を殺した者たちの子孫であることを、自ら証明している。
先祖が始めた悪事の仕上げをしたらどうだ。
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この章では、律法学者やパリサイ派へのイエスの厳しい詰問が続く。
彼らは外形の形式や細部の規律に拘るあまり、真実を言う者や預言者を迫害する。
そして死して後に称える偽善を行う。
しかし目の前にいるイエスが「神の子」なるワザを見せようとも信じようとせず、
血を流す側にたとうとしながら、口だけは偽善を言い続ける。

イエスは言う。「先祖の罪の秤を満たせよ」
言い換えると、
「先祖が行ってきた罪を私を殺すことで完成させたらどうだ?」

つまり、「殺してみろよ」となる。


日本でも、生きている者を軽視し死んでから祀って祟りを鎮めようとするのは変わらない。道真にしろ、靖国に眠る「英霊」にしろ。
仏教的に表現すれば、「死んだら線香くらいあげたるわ、あははは」
という態度なのやもしれない。

偽善、欺瞞であり、そこには、神、正義、愛、といったものは何もない。
虚像であろう。
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