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第10章 1-42 わたしは神の子 [ヨハネ伝]


共観福音書ではイエスは自分のことを「神の子」と自称した記憶はないが、
この章で言ったに等しい言葉を発する。

「お前はメシアか?」と聞かれても、はっきり言えないのは、
身の危険の為と、「メシアはイスラエルを政治的に独立させるのが役割」と勘違いしていたためのようだ。


それでも、

30
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I and the Father are one."
わたしと父とは一つである。」
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と言う。現代では目くじらたてる問題ではないが、当時では危険だろう。

36
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what about the one whom the Father set apart as his very own and sent into the world? Why then do you accuse me of blasphemy because I said, `I am God's Son'?
それなら、父から聖なる者とされて世に遣わされたわたしが、『わたしは神の子である』と言ったからとて、どうして『神を冒涜している』と言うのか。
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正論を言っても通じないのは分かっていたが、
旧約の預言どおり、自分の命で人類の罪を贖うため、
挑発的ですらある言動をもしている。

弟子を充分に育てるまでは、簡単に殺される訳にはいかないという意識もあったのだろう。

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