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ワレサ 連帯の男 [映画]

(2013波)ポーランドの伝記映画。
1980年に労働者による自主的な全国組織の労働組合を結成する。
社会主義国として初、ポーランドの民主化運動を主導する。

ワレサは高校卒業後電気技師として働いていたが、
何度も捕まり、ノーベル平和賞、そして大統領になる。

映画としては、スト前には夫人に時計と指輪を渡し、逮捕、戻ってくる。
というシーンを何度も繰り返すので、かなり気分が重くなる。

当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世もポーランド出身で「連帯」を支持していた。
ワレサもカトリックだが、決して勉強熱心ではないにもかかわらず、
彼の不屈の精神と思考方法は神が与えたものとしか考えられない。

彼の家庭を中心に撮影しているが、アメリカのCIAが「連帯」への資金調達にローマ教皇庁を使ったエピソードを入れてもよかったと思うのだが。それで貶めることにはならない。
時間が経過した今日なら、むしろ逆で絶賛モノでしょう。

最後に、アメリカでの議会演説のシーン。
彼は真に尊敬と敬愛を受けたのでしょうね。

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「宗教はアヘンである」とマルクスは言った。

そのマルクス影響下にあった社会主義国の中で、キリストは生き続けた。
資本主義国での労働運動はマルクスの影響下だったが、
ポーランドの労働運動は逆だった。

教科書的には自由主義陣営のボス、アメリカ・レーガン政権の勝利により
冷戦は崩壊したとされるのでしょう。

仮に、宗教がアヘンであったとしても、東側アヘンは粗悪品だったのでしょう。


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半年程前に書いた↓記事に追加しました。
http://1rin.blog.so-net.ne.jp/2015-10-01


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