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キング・オブ・ファイヤー [映画]

(2003英)ヘンリー8世の生涯を描いた史劇。3時間13分。

父ヘンリー7世の臨終の遺言から始まり、自分の臨終で終わる。
「一番大切なのは息子を産むことだ」と教わる。

彼はその為に兄嫁だった妻キャサリンと離婚を決意。英国教会の成立となる。

昔見た昼ドラのドロドロ劇なぞ、この実在の王には比べるべくもない。
国家の関係が個人の関係に影響を与え悲劇を産む。喜劇なぞ無い。

6人の王妃の描写の他、その背後の貴族たちの権力欲・力関係も詳細に描写する。
最後は歴史が示すとおり、アン・ブーリンとの娘エリザベスの治世となるが、
息子を得るために背徳行為を繰り返した王に対して神が与えた王の最期は祝福だったのだろうか。
臨終間際、エドワード王子に語る一言が全てだった。

ドラマは豪華に作られている。
日本でもある3時間程の年末時代劇のようにクオリティーは高い。
が、ヤフーにレビューは無くマイナーなようだ。
類似作品を見ていないなら、英国史・宗教史を学ぶに最適だと思いますね。

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俳優陣のことは無知だが、恐らく、大俳優大女優が多いのでしょう。
素人臭さは皆無。3時間でも長く感じさせなかったですね。

処刑時に首を刈る役人に指輪を渡して、「楽に死なせて」と無言で語るシーンなど、
役者の表情はプロだった。

当時の国家間の関係や教皇との関係、王家の血縁と人間関係を理解するのが難しく、
時折、一時停止して歴史を確認しながら鑑賞しました。

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本日の個人ブログの投稿に追加しました。
http://1rin.blog.so-net.ne.jp/2016-05-08





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