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小原克博「動物の神学」(講義「現代神学」第13回、同志社大学) [講義-神学等]

(2016日)旧約時代は供犠だったが、「最後の生贄」で新約となる。
神殿が破壊されたことで、その確信が与えられたのかもしれません。

又、仏教の輪廻思想と不殺生により供犠から供養に変化することも面白い。
ダビデの子コヘレトもゾシマ長老も動物との壁は無かった。

動物の権利までは腑に落ちないが、どこかで確立する問題でもなさそうですね。



----memo

仏 ラスコー壁画 クロマニヨン人
15000年前から動物に繊細な感覚


日本 
動物供犠→仏教伝来 
 動物と結婚 「対称性」

近代に、家畜

お金で肉を得るのは特殊な状況
命のやり取り

神道では穀物や魚

人類史的には動物供犠が宗教そのもの


供犠の文化
供養の文化

近年は人間と動物の連続性 相対化

ユダヤ教
バビロン捕囚で動物供犠min + 律法
第二神殿崩壊70 シナゴーグ中心の律法中心

キリスト教
 ユダヤ教の影響+イエスが最後の犠牲

ローマ帝国から異端視 無神論集団

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動物人間同じ
(コヘレトの言葉 3:19-21)

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東方
『カラマーゾフの兄弟』
ゾシマ長老
動物を愛せよ。植物を愛せよ。ありとあらゆる物象を愛せよ。一切の事物に愛
をそそぐならば、そこに神の秘密を発見するにいたる。

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動物愛護運動
1824アーサー・ブルーム 動物ハンティング反対
 王立動物虐待防止協会
1915メアリー夫人新渡戸妻 ユニテリアン協力
日本人道会

 戦争で衰退

Albert Schweizer生命中心主義(biocentrism)の先駆者的役割


Peter Singer (1946-)
功利主義(最大多数の最大幸福)の視点から「種
差別」(speciesism)を批判。動物実験の批判。菜食主義のすすめ


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動物の神学の論点

A.リンゼイ 英が拠点 動物の権利
ボンヘッファー「苦しむ神だけが助けることができる」 
 西洋伝統神学 理性の有無 
 Singer+弱者が道徳的優先権を持つべきなのである」

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• 文化ナショナリズムに陥らない動物観・生命観の総合
序列化x

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