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第11章 1-31 他人の保証はするな [箴言]

他人の保証人にはなるな、とよく聞いたが、
聖書にもあった。

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He who is collateral for a stranger will suffer for it, but he who refuses pledges of collateral is secure.
他人のために保証をする者は苦しみをうけ、保証をきらう者は安全である。
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この節だけ、極めて現実的なことを記している。

これも世界共通の戒めなのでしょう。

第10章 1-32  愚か者の戯れ言 [箴言]

この章はソロモンの箴言。

勧善懲悪、応報思想で語られる。
ヨブが聞いたら怒るだろう。

むろん青少年に聞かせる一般論としては正しい。


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It is a fool's pleasure to do wickedness, but wisdom is a man of understanding's pleasure.
愚かな者は、戯れ事のように悪を行う、さとき人には賢い行いが楽しみである。
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時々TV等で、

「昔、オレは悪かった。人殺し以外は何でもした。」

と自慢する男がいる。

逆だろと思う。理由ある殺人で許される場合もあるが、
銀行強盗、詐欺、リンチ、放火、なぞ免責される理由は無いでしょう。

悪を「戯れ言」と考えている者の言葉にウケる世の中の方がおかしい。

第9章 1-18 相手にするな [箴言]

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He who corrects a mocker invites insult. He who reproves a wicked man invites abuse.
あざける者を戒める者は、自ら恥を得、悪しき者を責める者は自ら傷を受ける。
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改心しそうにない者を相手にしても、無駄であり、
自分を落とすということなのでしょう。


第8章 1-36 存在のはじめ [箴言]

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I was set up from everlasting, from the beginning, before the earth existed.
いにしえ、地のなかった時、初めに、わたしは立てられた。
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神は、全てに先立って存在した。
これが核心であり、全ての人類の知恵も、神から授けられた。

何があろうと、ここが大切でしょう。

第7章 1-27 目のリンゴ [箴言]

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Keep my commandments and live! Guard my teaching as the apple of your eye.
わたしの戒めを守って命を得よ、わたしの教を守ること、ひとみを守るようにせよ。
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「目の中に入れても痛くない」と日本では言うが、
イスラエルでも「非常に大切なもの」を表すようだ。

第6章 1-35 主の忌みきらわれること [箴言]

怠け者は、蟻を見習えと「箴言」は言う。


そして、主に忌み嫌われる7つを記している。

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There are six things which Yahweh hates; yes, seven which are an abomination to him:
主の憎まれるものが六つある、否、その心に、忌みきらわれるものが七つある。
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高ぶる目
偽りを言う舌
罪なき人の血を流す手
悪しき計りごとをめぐらす心
すみやかに悪に走る足
偽りをのべる証人
兄弟のうちに争いをおこす人

上の6つは、正直、謙虚であればよいが、
7つめは、相手があって仕方なく主張しなければならないこともある。
冷静に興奮せずに主張する。難しいが、自分のためである。

第5章 1-23 自分のもの [箴言]

困っている人に与えなさい、と聖書は言っていたが、
今回は、逆だった。

16-17
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Should your springs overflow in the streets, streams of water in the public squares? Let them be for yourself alone, not for strangers with you.
あなたの泉を、外にまきちらし、水の流れを、ちまたに流してよかろうか。
それを自分だけのものとし、他人を共にあずからせてはならない。
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これは、他人に利用されるな、ということでしょう。
所有権を放棄するなということでもあるのでしょう。

英国で、王権の課税に抵抗して「代表なくして課税なし」を確立させた。
所有権が確保されず、自由と信仰を守ることはできない。
そのことなのでしょうね。

第4章 1-27 絶対的な善悪 [箴言]

悪に走ってはならない、と繰り返し言っている。


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Put away from yourself a perverse mouth. Put corrupt lips far from you.
曲った言葉をあなたから捨てさり、よこしまな談話をあなたから遠ざけよ。
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聖書は善悪を判断させ、悪を断ち切るようクドい位に言う。


「郷に入れば・・・」という相対的な考え方はしない。

価値や善悪が、神の御心に沿うかどうかが絶対的であり、
これが個人の規範として内面化される。

その文化の方が強いでしょう。

第3章 1-35 主の凝らしめ [箴言]

子へ戒めを語っている。


11-12
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My son, don't despise Yahweh's discipline, neither be weary of his reproof:
for whom Yahweh loves, he reproves; even as a father reproves the son in whom he delights.
わが子よ、主の懲らしめを軽んじてはならない、その戒めをきらってはならない。
主は、愛する者を、戒められるからである、あたかも父がその愛する子を戒めるように。----

そうは言っても、ヨブに対する扱いは酷かった。虐待と言ってもよかった。
が、主を信じ祈るしかないことは、ヨブ記で記されたとおりだった。

第2章 1-22 渇望する [箴言]

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then you will understand the fear of Yahweh, and find the knowledge of God
あなたは、主を恐れることを悟り、神を知ることができるようになる。
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そのためには、2~4節で、自ら、知恵や知識を求め、尋ねることだとされている。

心から求めた時に「言葉」を与えられる。