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第1章 1-27 the word of truth [ヤコブ書]

使徒ヨハネの兄弟ゼベダイの子ヤコブは、紀元44年頃にヘロデ・アグリッパ1世に捕らえられ殉教したと推定されている。

1
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James, a servant of God and of the Lord Jesus Christ, To the twelve tribes scattered among the nations: Greetings.
神と主イエス・キリストの僕であるヤコブが、離散している十二部族の人たちに挨拶いたします。
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冒頭に、離散している12部族のキリスト者に向けてと書かれている。
また、自分のことを、「神と主イエス・キリストの僕」と説明している。

このヤコブの手紙を、宗教改革時ルターは「藁の書」と言って何度も正典から外そうとしたようだ。贖宥状への批判と「信仰義認」を前面に打ち出す時代でもあり、「行為」に力点を置く「ヤコブ書」への批判も肯ける。
が、それは、ある時代のある地域において、何に力点を置くかという事柄で対立して捉え全否定するものではないだろう。


18
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He chose to give us birth through the word of truth, that we might be a kind of firstfruits of all he created.
御父は、御心のままに、真理の言葉によってわたしたちを生んでくださいました。それは、わたしたちを、いわば造られたものの初穂となさるためです。
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私が第1章で一番好きな節ですね。
真理の言葉によって新生命を与えてくださるということです。

James.JPG
『ヤコブ』(画:エル・グレコ・16世紀、ニジニ・ノヴゴロド美術館所蔵)
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