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冬のライオン [映画]

(1968英)プランタジネット朝ヘンリー2世が、1183年のクリスマスに家族を集めて王位継承を決めるドタバタ史劇。

1966年のブロードウェイ演劇作品の映画化で、その後もリメイクされる作品だそうだ。

元々はアンジュー伯だった主人公ヘンリーは、イングランド国王となる。
王妃は、アキテーヌ公の娘エレノアで、かつてフランス王の妻でもあった。
この夫婦に3人の息子が登場し、かつ愛人アリースと19歳のフランス国王フィリップも加わる。

その人間関係を少し調べて鑑賞したので、私はかなり面白かった。
ヘンリーとエレノアが大喧嘩し罵りあい、子も自分が王にならなければ、
不遇か場合によれば死なので、フランス王フィリップと組んで反乱を企てもする。

たった1日の出来事を2時間超で描写し観客を笑わせる。
見どころは、長いセリフで本気の夫婦喧嘩をする役者の力量なのでしょう。

歴史の勉強のつもりでしたが、完全な娯楽でした。

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ヘンリー2世も愛人と結婚するために、妻との婚姻の無効を教皇に認めてもらおうとした。
英国教会はヘンリー8世の離婚問題という私的な動機からの出発だった。
王だから教皇に「お願い」にいけたが、普通は無理だろう。

2人とも不純な私的動機だが、そもそも離婚を厳格に認めないとするのも、
私的な領域に対して縛りすぎでしょうね。

が、同性愛の問題にしろ、カトリックの保守的な考え方が無くなると、
人類にとっても道徳的損失となると思いますね。
どうしても嫌なら改宗すればいい時代ではある。

保守的な勢力が一定数いてくれる方が全体にとっては健全だと思いますね。

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6月2日の↓投稿に追加
http://1rin.blog.so-net.ne.jp/2016-06-02


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