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ジャンヌ・ダルク [映画]

(1999仏米)ジャンヌ・ダルクを否定的に描いた作品。リュック・ベッソン監督。

ジャンヌの脳内世界を勝手に想像して描くのであるが、検証しようがない。
シャルル7世の戴冠式を実現させたことで、私は、オルレアン解放は神の介入だったと考えようと思うが、
この作品は否定したいようだ。
同時に当時の教会の頑迷さも描いてはいるが。

凶暴な純愛を描いた『レオン』と同様、兄弟を殺された少女の力を信じるのでしょう。
が、監督は人間の超人的な復讐劇に神がいるのが許せないのかもしれません。
監督の見方なのでしょう。

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幼い頃、教会大好き少女だったジャンヌは1日に3度も告解を強要し
さすがに神父に呆れられる。
そんなジャンヌが勝手に教会の聖杯を飲んでしまうシーンがある。
それで魔的なパワーが宿ってしまうが、
それほど監督はスピリチュアル的な感性があるのなら、
ジャンヌを肯定的に考えることもできたはずなのでしょう。

『LUCY/ルーシー 』もバイオレンス少女であり、
『トランスポーター』シリーズの女たちも似たような線。

ある「好み」を抱くのはいいが、その線で「聖人」を表現するのは、
精神衛生的によろしくないと思うのですがね。
中盤までは面白かったですね。

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http://1rin.blog.so-net.ne.jp/2016-07-05

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