第１９章 1-38 ソドム滅亡

人間の姿をした天使が、ソドムの町にやってくる。
アブラハムの甥ロトが家に迎えた。

天使は、ロトに「この町は滅ぶので、逃げろ」と言ったが、
婿たちは信じず、逃げ出したのは、妻と娘２人で計４人。


ジョン・マーティン作「ソドムとゴモラ」


逃げ出したものの、さらに、悲劇が待っていた。


これはひとえに、ロトたちもソドムの影響があったのでしょう、
おかしな判断をいくつかしています。


この章のポイントは、ロトの家族を救おうとしたのは、
ロトたちが正しい者であったからでなく、理由がアブラハムにあったこと。


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It happened, when God destroyed the cities of the plain, that God remembered Abraham, and sent Lot out of the middle of the overthrow, when he overthrew the cities in which Lot lived.
こうして神が低地の町々をこぼたれた時、すなわちロトの住んでいた町々を滅ぼされた時、神はアブラハムを覚えて、その滅びの中からロトを救い出された。
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前章でのアブラハムが必死にソドムの町を救おうと神に食い下がっていたのは、
ひとえにロト一家のことを思ってのことだと神は知っていた。

だから、アブラハムのためにロト一家を救おうとする。

この件が、誰かのために祈ることで、神がとりなしてくださるという
「とりなしの思想の萌芽」となったそうだ。