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第7章 1-38 食事と汚れ [レビ記]

この章では、燔祭、素祭、罪祭、愆祭、任職祭、酬恩祭の概要である。
おさらいが多い。


21
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When anyone touches any unclean thing, the uncleanness of man, or an unclean animal, or any unclean abomination, and eats some of the flesh of the sacrifice of peace offerings, which belong to Yahweh, that soul shall be cut off from his people.'"
また人がもしすべて汚れたもの、すなわち人の汚れ、あるいは汚れた獣、あるいは汚れた這うものに触れながら、主にささげた酬恩祭の犠牲の肉を食べるならば、その人は民のうちから断たれるであろう』」。
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ここでは、聖なるモノを食べる時の状態を問うている。
清め方は書いていないが、洗ってから食べろということだろう。

新約でイエスは手を洗わずに食べていたが、それはタダの汚れだからだろう。

旧約では汚れた動物を別の箇所で列挙しているが、
新約では改められる。

マルコ7:18-
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すべて外から人の体に入るものは、人をけがすことができない。それは人の心の中に入るのではなく、腹の中に入り、そして外に出される。人から出て来るものこそ、人を汚す。中から、つまり人間の心から、悪い思いが出て来るからである。
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これにより、キリスト教は何を食べてもいいそうだ。

第6章 1-30 罪の汚れ [レビ記]

この章では、愆祭、燔祭、素祭、罪祭と簡略におさらいしている。

罪祭の掟でこの章ではじめてでてきたのが、
27節の「血がついたら洗え」と28節。


28
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But the earthen vessel in which it is boiled shall be broken; and if it is boiled in a bronze vessel, it shall be scoured, and rinsed in water.
またそれを煮た土の器は砕かなければならない。もし青銅の器で煮たのであれば、それはみがいて、水で洗わなければならない。
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土鍋の場合は、肉汁が染み込み罪で汚れてしまったので、壊す。

潔癖ですが、当然でしょう。

土や泥・汗といった汚れも汚いのですが、
罪の汚れというのは、より潔癖になってしまいますね。

第5章 1-19 ダメな誓い [レビ記]

4
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Or if anyone swears rashly with his lips to do evil, or to do good, whatever it is that a man might utter rashly with an oath, and it is hidden from him; when he knows of it, then he shall be guilty of one of these.
また、もし人がみだりにくちびるで誓い、悪をなそう、または善をなそうと言うならば、その人が誓ってみだりに言ったことは、それがどんなことであれ、それに気づかなくても、彼がこれを知るようになった時は、これらの一つについて、とがを得る。
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誓いそのものがダメだった。

未来は創造者の領域なので、人間の浅はかな考えで未来を固定しようとすることが、
神の領域への侵犯となるのだろう。

ダイエットがいい例で、誓って成功するものでもない。
食事を全て記録するだけというレコーディングダイエットは、
どうなのでしょう。

記録することそのものを「誓う」と考えたら、
何もできないでしょうね。

デブってた時はまじめに記録してましたが、
最近はサボってます。

第4章 1-35 過失犯の罪祭 [レビ記]

故意犯、ワザとなら死罪ということが、民数記15で記される。
安息日に薪を拾っただけで死罪。

過失の場合。

2
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"Speak to the children of Israel, saying, 'If anyone sins unintentionally, in any of the things which Yahweh has commanded not to be done, and does any one of them:
「イスラエルの人々に言いなさい、『もし人があやまって罪を犯し、主のいましめにそむいて、してはならないことの一つをした時は次のようにしなければならない。
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過失犯なら、「まぁいい。次のことをすれば許してやろう」
となる。


油注がれた祭司=大祭司と民全体の罪の場合は雄牛で、一切食べてはならない。
長老は雄山羊、一般人は雌山羊で、祭壇で燃やさない部位は祭司のモノとなる。

一切食べてはならないことで、「もったいない」と思ってはならない。
口に出したらアウトでしょう。

第3章 1-17 脂肪と血はダメ [レビ記]

酬恩祭の生贄は、牛、羊、子羊、ヤギで、雄雌は問わない。


17
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It shall be a perpetual statute throughout your generations in all your dwellings, that you shall eat neither fat nor blood.'
あなたがたは脂肪と血とをいっさい食べてはならない。これはあなたがたが、すべてその住む所で、代々守るべき永久の定めである
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脂肪と血が不浄という理由ではないのでしょう。

脂肪はヤーヴェの物で、血も祭壇の周りに撒いたので
あくまで神聖という扱いなのでしょうが、
脂肪と血は健康に良くないという経験知がベースなのでしょう。

第2章 1-16 契約の塩 [レビ記]

第1章では動物の捧げ物だった。
第2章では、小麦+αとなる。

オイルや乳香を加えて、祭司に渡す。

13
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Every offering of your meal offering you shall season with salt; neither shall you allow the salt of the covenant of your God to be lacking from your meal offering. With all your offerings you shall offer salt.
あなたの素祭の供え物は、すべて塩をもって味をつけなければならない。あなたの素祭に、あなたの神の契約の塩を欠いてはならない。すべて、あなたの供え物は、塩を添えてささげなければならない。
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・人間の生存に塩分が不可欠であること。
・味付け
・殺菌、清め

そこから、永遠・不変を象徴するものだと考えられるようである。


が、ここで突然でてきており説明は不十分だが、
「塩は大切だ」と理解するしかない。

第1章 1-17 獣の頭に手を置く [レビ記]

レビ記となった。
「レビ記」というのは、紀元前のギリシャ語訳聖書に遡ることができ、
それまではタイトルが無かったようだ。

レビ族全体で祭司の部族と捉える場合があるが、
この書は、アロンとその家系の者に限定して考えるようだ。

細々した規則で、以前は見る気もしなかったが、
第1章を読んでみると、なんと楽しく読むことができた。
まぁ17節で短かったのもある。
40節になると気が重くなっただろう。(苦笑)


4
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He shall lay his hand on the head of the burnt offering, and it shall be accepted for him to make atonement for him.
彼はその燔祭の獣の頭に手を置かなければならない。そうすれば受け入れられて、彼のためにあがないとなるであろう。
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本来は、奉納者自らを捧げるのを動物を身代わりとする。
手を置くことで、奉納者と生贄の一体化を意味する。
この「手を置く」という行為はユダヤ・キリスト教の特徴なのだろうか。
一般的なのでしょうかね。?


奉納物は

雄牛、雄羊、雄山羊、山鳩、家鳩のヒナ

で、経済状況によるようだ。