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第14章 1-29 後追い防止 [申命記]


この章も、以前に記された、掟の復習である。
食物規定は確かレビ記だった。


1
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You are the children of Yahweh your God: you shall not cut yourselves, nor make any baldness between your eyes for the dead.
あなたがたはあなたがたの神、主の子供である。死んだ人のために自分の身に傷をつけてはならない。また額の髪をそってはならない。
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後追い自殺や自傷行為を硬く禁じているのでしょう。

確か、初期キリスト教で、弾圧下でやむを得ず自殺することを容認したと何かで読んだ記憶があるのですが、そもそもは神の物だという認識が前提だということですね。

第13章 1-18 町ごと聖絶 [申命記]


異教の神々に従った町は聖絶する。

15
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you shall surely strike the inhabitants of that city with the edge of the sword, destroying it utterly, and all that is therein and its livestock, with the edge of the sword.
あなたは必ず、その町に住む者をつるぎの刃にかけて撃ち殺し、その町と、そのうちにおるすべての者、およびその家畜をつるぎの刃にかけて、ことごとく滅ぼさなければならない。
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家畜も物も滅ぼすので、病原菌扱いである。

が、私物化のためにイチャモンつけて戦争するのではないので、
動機としては清い。

この聖絶が発明されたのとされなかったのでは、どちらが平和にとってよかったのか、
もう少し考えたい。

第12章 1-32 血は命 [申命記]


燔祭は全て神にささげる。

27
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and you shall offer your burnt offerings, the flesh and the blood, on the altar of Yahweh your God; and the blood of your sacrifices shall be poured out on the altar of Yahweh your God; and you shall eat the flesh.
そして燔祭をささげる時は、肉と血とをあなたの神、主の祭壇の上にささげなければならない。犠牲をささげる時は、血をあなたの神、主の祭壇にそそぎかけ、肉はみずから食べることができる。
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しかし、自分の身代わりということだろう、犠牲でささげる時は血を祭壇にかける。

血には特別の意味がある。

23
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Only be sure that you don't eat the blood: for the blood is the life; and you shall not eat the life with the flesh.
ただ堅く慎んで、その血を食べないようにしなければならない。血は命だからである。その命を肉と一緒に食べてはならない。
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人間が動物の血を飲んで生存を維持できないと学習したのだろう。

キリストの血を飲むということは、命を貰うということなのだろう。

第11章 1-32 神と神々の間 [申命記]


26
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Behold, I set before you this day a blessing and a curse:
見よ、わたしは、きょう、あなたがたの前に祝福と、のろいとを置く。
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神の命令に従えば、祝福。さもなくば、のろい。


28
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and the curse, if you shall not listen to the commandments of Yahweh your God, but turn aside out of the way which I command you this day, to go after other gods, which you have not known.
もしあなたがたの神、主の命令に聞き従わず、わたしが、きょう、あなたがたに命じる道を離れ、あなたがたの知らなかった他の神々に従うならば、のろいを受けるであろう。
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神に従わず、しかし、神々に従ってもいない状態というのはあるのでしょうか。

神に従わない=神々に従っている

だと思うのですが。

第10章 1-22 主を恐れる [申命記]

神を畏れぬ行為はしてはならない。
よく聞く言葉だ。


12
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Now, Israel, what does Yahweh your God require of you, but to fear Yahweh your God, to walk in all his ways, and to love him, and to serve Yahweh your God with all your heart and with all your soul,
イスラエルよ、今、あなたの神、主があなたに求められる事はなんであるか。ただこれだけである。すなわちあなたの神、主を恐れ、そのすべての道に歩んで、彼を愛し、心をつくし、精神をつくしてあなたの神、主に仕え、
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本当にそうである。
怖いですね。
畏怖する対象が人には必要で、私はそれがなかった。

父に恐怖を抱いていたが、恐怖はよくない。
神や父に畏怖することが大事なのだと思います。

第9章 1-29 ダメをもって毒を制す [申命記]

モーセは、イスラエルのカナン占領の真の理由を語った。

5
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Not for your righteousness, or for the uprightness of your heart, do you go in to possess their land; but for the wickedness of these nations Yahweh your God does drive them out from before you, and that he may establish the word which Yahweh swore to your fathers, to Abraham, to Isaac, and to Jacob.
あなたが行ってその地を獲るのは、あなたが正しいからではなく、またあなたの心がまっすぐだからでもない。この国々の民が悪いから、あなたの神、主は彼らをあなたの前から追い払われるのである。これは主があなたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓われた言葉を行われるためである。
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神は、悪い奴を追い払うために、ダメな奴を使うのだよと。
先祖と約束したことは守る。

以上。


ということだ。
しかも、4-6節と「あなたが正しいのではない」を3回も繰り返している。


何か上手くいけば、偶然の要因があっても無視しがちなのは人間の性だろう。


第8章 1-20 思い上るな [申命記]

この40年間の苦労を忘れてはならないとモーセは言う。
カナンを制圧し裕福となっても、それは自分の力だと思い上ってはならない。

17
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and lest you say in your heart, "My power and the might of my hand has gotten me this wealth."
あなたは心のうちに『自分の力と自分の手の働きで、わたしはこの富を得た』と言ってはならない。
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すべては神の采配であり、恩恵なのだろう。
口にだすのではなく「心のうちに」となっている。
厳しい決まりだ。心しよう。w

第7章 1-26 宝の民? [申命記]

モーセがイスラエルの民衆に言っている。6:4


6
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For you are a holy people to Yahweh your God: Yahweh your God has chosen you to be a people for his own possession, above all peoples who are on the face of the earth.
あなたはあなたの神、主の聖なる民である。あなたの神、主は地のおもてのすべての民のうちからあなたを選んで、自分の宝の民とされた。
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「宝の民」と日本語ではなっている。
ヘブライ語では分からないが、英語では所有物だ。

むろん、「主の聖なる民」であって、他の民よりも「above」で、
「主が愛する」(7:7)もあるので、
そんな民が、「宝」でないなら、どんな存在なのでしょうね?

第6章 1-25 偶像崇拝は亡国 [申命記]

他の神々に従った場合、15節の報いとなる。


15
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for Yahweh your God in the midst of you is a jealous God; lest the anger of Yahweh your God be kindled against you, and he destroy you from off the face of the earth.
あなたのうちにおられるあなたの神、主はねたむ神であるから、おそらく、あなたに向かって怒りを発し、地のおもてからあなたを滅ぼし去られるであろう。
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事実、イスラエルは滅んだ。
正しくモノを観ることができない。

山本五十六もそうである。
自分の脳内に邪な想念が混じっていた。

全神経を戦闘に集中せず、将棋を指す余裕を演じていた。
滅ぶは必然だった。

第5章 1-33 神を見た人たち [申命記]

出エジプト後のシナイ山でモーセは神から十戒を授かった。
40年の後にヨルダン川を挟んだカナン制圧の直前、
ホレブで神とイスラエルはもう一度契約を結んだ。
十戒の確認でもあった。

神が語るのをイスラエルの民衆たちも聞いた。
そして、長老たちがモーセに近寄り言った。

24
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and you said, "Behold, Yahweh our God has shown us his glory and his greatness, and we have heard his voice out of the midst of the fire: we have seen this day that God does speak with man, and he lives.
言った、『われわれの神、主がその栄光と、その大いなることとを、われわれに示されて、われわれは火の中から出るその声を聞きました。きょう、われわれは神が人と語られ、しかもなおその人が生きているのを見ました。
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見た、聞いた、と興奮している。

映画で得たさらっとした知識では、モーセが単独で聞いたシーンだけなので、
そう思っていたが、イスラエルの民衆が証人だった。