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第15章 1-38 Axxxxxa 様 [列王紀下]

北イスラエルは末期的だった。

アッシリアが攻めてきたので、金で対処した。


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There came against the land Pul the king of Assyria; and Menahem gave Pul one thousand talents of silver, that his hand might be with him to confirm the kingdom in his hand.
時にアッスリヤの王プルが国に攻めてきたので、メナヘムは銀一千タラントをプルに与えた。これは彼がプルの助けを得て、国を自分の手のうちに強くするためであった。
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メナヘムは自国の富者から銀50シケルを課税しアッシリア王に貢いだ。

要は、独立を保てなくなったということだ。


この時代に国債はなかったのだろう。
露骨に課税の話をしている。国家間の関係は今も昔も似たようなものなのでしょう。

第14章 1-29 第14章 1-29 父の二の舞、殺される [列王紀下]

ユダの王ヨアシは家来に殺された。
その子アマジャの章となる。
彼も主の目にかなうことをしたが、父と同様「高き所」を除かなかった。


そして、父を殺した連中を殺したが、

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but the children of the murderers he didn't put to death; according to that which is written in the book of the law of Moses, as Yahweh commanded, saying, "The fathers shall not be put to death for the children, nor the children be put to death for the fathers; but every man shall die for his own sin."
その殺害者の子供たちは殺さなかった。これはモーセの律法の書にしるされている所に従ったのであって、そこに主は命じて「父は子のゆえに殺さるべきではない。子は父のゆえに殺さるべきではない。おのおの自分の罪のゆえに殺さるべきである」と言われている。
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かなり理性的である。
そして、モーセの律法に忠実でもある。


が、その後、エドムと戦い1万人を殺して勝利し、気持ちが高ぶり、
北イスラエルを挑発する。

相手にされなかったが、自ら戦いに行き、捕まる。
しばらくそこで生きたが、革命勢力に殺されてしまった。


主の目にかなうよう生きていたが、自らの驕り高ぶりで、自滅する。


「高き所」を残しておくことが、「魔」を呼ぶのだろう。

かなりの理性と自制心が要求されるということでしょう。

第13章 1-25 意味不明な命令を信頼して実行する [列王紀下]

イスラエル王ヨアシは11節で主の目の前に悪を行った、と記されているが、
エリシャの病気を知りかけつけた。

そして、泣きながら教えを請うたのだろう。
そうするとエリシャは説明無しに「矢を射ろ」と言った。

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He said, "Take the arrows"; and he took them. He said to the king of Israel, "Strike the ground"; and he struck three times, and stopped.
エリシャはまた「矢を取りなさい」と言ったので、それを取った。エリシャはまたイスラエルの王に「それをもって地を射なさい」と言ったので、三度射てやめた。
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19節では、3度射てやめたことを咎めた。
そして、シリアとの戦いに勝つのは3度だけだと言い残した。


預言者に言われたことは、説明不足であろうが、

「止められるまで何度でもリピートしろ。それが主への信頼だ」

ということでしょう。
理不尽と思ってはならない。主の命令だと受けるべきなのでしょう。

第12章 1-21 異教を少し残しただけでも、 [列王紀下]

この章はヨアシの章である。

ヨアシは一生の間、主の目にかなう事をしたが、
しかし、「高き所」は除かなかった、と2節にある。

否定的なニュアンスなので、エルサレム神殿の他の場所にある異教の聖地なのでしょう。
これが原因だろう、

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His servants arose, and made a conspiracy, and struck Joash at the house of Millo, on the way that goes down to Silla.
ヨアシの家来たちは立って徒党を結び、シラに下る道にあるミロの家でヨアシを殺した。
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となる。

異教の聖所を残すことのデメリットが自分の人生に影響を与える。

ヨアシ単独では前王よりもはるかに良い王であっても、
ソロモンへの罰も彼に加わっているのかもしれません。

第11章 11-21 クーデターにて皆殺し [列王紀下]

アタリヤは自分の子が死んだのを知り、自分が王となり、
ユダの血を継ぐ者を根絶やしにしようとする。
しかし、赤子だったヨアシはエホシバに保護された。

その後、祭司エホヤダはクーデターを起こし、
アタリヤを殺し、祭司マッタンを殺した。

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All the people of the land went to the house of Baal, and broke it down; his altars and his images broke they in pieces thoroughly, and killed Mattan the priest of Baal before the altars. The priest appointed officers over the house of Yahweh.
そこで国の民は皆バアルの宮に行って、これをこわし、その祭壇とその像を打ち砕き、バアルの祭司マッタンをその祭壇の前で殺した。そして祭司は主の宮に管理人を置いた。
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当然となる。
が、相手が祭司である以上、なかなか恐いものだが、
エホヤダも祭司なので、躊躇はなかったのでしょう。

第10章 1-36 嫌な奴 x 2 = 皆殺し [列王紀下]

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So Jehu struck all that remained of the house of Ahab in Jezreel, with all his great men, his familiar friends, and his priests, until he left him none remaining.
こうしてエヒウは、アハブの家に属する者でエズレルに残っている者をことごとく殺し、またそのすべてのおもだった者、その親しい者およびその祭司たちを殺して、彼に属する者はひとりも残さなかった。
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革命後、前王の一族以外にも、親しい者や祭司まで殺した。
その祭司が嫌いであるのは理解できるが、殺していいとは思えない。

神の所有物を殺めることになると思うのだが、、、。

が、その祭司がバアルを礼拝していれば、殺すべきなのでしょう。

第9章 1-37 人間を犬に食わせる [列王紀下]

南北イスラエルは偶像崇拝に堕していた。

神は、エヒウという北イスラエルの将軍を使ってクーデターを起こさせた。
南北の王が2人ともエヒウの手にかかった。

また、南ユダのイゼベルという王妃が堕落の元凶でエヒウは殺した。

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Therefore they came back, and told him. He said, "This is the word of Yahweh, which he spoke by his servant Elijah the Tishbite, saying, 'The dogs will eat the flesh of Jezebel on the plot of Jezreel,
帰って、彼に告げると、彼は言った、「これは主が、そのしもべ、テシベびとエリヤによってお告げになった言葉である。すなわち『エズレルの地で犬がイゼベルの肉を食うであろう。
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はじめは葬ろうと思ったが、死体は無残だった。
これも主の預言だった。

これは神が犬に許可を与えたということでしょう。
つまり、神に背く者は葬られる必要もないということだ。

現代日本人の感覚では、誰でも葬られる権利があると考えるのが普通だが、
神はそういう考え方はしないということでしょう。

第8章 1-29 気がつかない奇跡 [列王紀下]

シリア王が自分の病気を治してもらいたいために、
エリシャを呼びたがったが、エリシャに治してもらった女に話を聞いた。

彼女は7年の飢饉の間、他国にいたが、この度、返して欲しかった。

が、


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When the king asked the woman, she told him. So the king appointed to her a certain officer, saying, "Restore all that was hers, and all the fruits of the field since the day that she left the land, even until now."
王がその女に尋ねると、彼女は王に話したので、王は彼女のためにひとりの役人に命じて言った、「すべて彼女に属する物、ならびに彼女がこの地を去った日から今までのその畑の産物をことごとく彼女に返しなさい」。
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自分の意思で離れていた期間の産物まで返してもらうこととなった。

これは、エリシャの奇跡の1つに数えるようだ。
普通はあり得ない話だ。

注解を読まずに流し読みすると、単に王の気まぐれとなる。

私は1章ごとに注解と共に読むが、それでも浅い理解なのだと思う。
それを補うのが教会での説教であったり、読書なのでしょう。

第7章 1-20 神の奇跡を否定して死ぬ [列王紀下]

エリシャの預言からはじまる。

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Elisha said, "Hear the word of Yahweh. Thus says Yahweh, 'Tomorrow about this time a measure of fine flour will be sold for a shekel, and two measures of barley for a shekel, in the gate of Samaria.'"
エリシャは言った、「主の言葉を聞きなさい。主はこう仰せられる、『あすの今ごろサマリヤの門で、麦粉一セアを一シケルで売り、大麦二セアを一シケルで売るようになるであろう』」。
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物があふれる状態になるということだが、
これを信じなかった副官は、物があふれる状態を見たが、
群集に踏み潰されて死んだ。


預言者の言うことが荒唐無稽に思われても、
「そんなことはない」と否定してはならないということでしょう。

最近の私は奇跡に関して「そうかもしれない」と思う傾向にありますね。

第6章 1-33 聖書の真実、と野暮 [列王紀下]

ろばの頭を何に使うのか分からない。食用にもならないでしょう。

物価の高騰だが、


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There was a great famine in Samaria. Behold, they besieged it, until a donkey's head was sold for eighty pieces of silver, and the fourth part of a kab of dove's dung for five pieces of silver.
サマリヤに激しいききんが起った。すなわち彼らがこれを攻め囲んだので、ついに、ろばの頭一つが銀八十シケルで売られ、はとのふん一カブの四分の一が銀五シケルで売られるようになった。
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らしい。


「聖書は全て真実」というのは、こういうのも含めて「真実」なのでしょう。