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第11章 1-15 サウルに臨んだ神の霊 [サムエル記上]

アンモンびとはヤベシの降伏条件に「右の目を出せ」とした。

サウルも聞いた。


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The Spirit of God came mightily on Saul when he heard those words, and his anger was kindled greatly.
サウルがこの言葉を聞いた時、神の霊が激しく彼の上に臨んだので、彼の怒りははなはだしく燃えた。
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「怒り」というのは個人的な我欲によるものと、
このように神の霊によるものがあるということだろう。


昨日、私は礼拝での聖書朗読箇所、
ヨハネがイエスについて語った「火によるバプテスマ」が気になっていた。

ルカ3:16
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「このかたは、聖霊と火とによっておまえたちにバプテスマをお授けになるであろう。」
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すると夜中眠っている時に身体がかつてないほど震えた。熱くなった。
「火のバプテスマ」としか考えられなかった。

第10章 1-27 サムエルの権威にケチをつける [サムエル記上]

サムエルはサウルに油を注いだ。

そして、イスラエルの全部族代表を集めて、クジでベニヤミンのサウルが王となることとなった。
サムエルがしたクジなので権威があった。
それで、多くの人は素直に背の高いサウルが王となることを歓迎したのだろう。

が、一部はそうではなかった。


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But certain worthless fellows said, "How shall this man save us?" They despised him, and brought him no present. But he held his peace.
しかし、よこしまな人々は「この男がどうしてわれわれを救うことができよう」と言って、彼を軽んじ、贈り物をしなかった。しかしサウルは黙っていた。
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日本語で「よこしまな人々」になっているが、
普通は、実績がなければそう思っても無理はないでしょう。

しかし、サムエルのお墨付きならば、まずは信じるべきでしょうね。

第9章 1-27  サウル、ロバを探していたが [サムエル記上]

若きサウルが登場し、サムエルを訪れる。


イスラエルの初代の王サウルはベニヤミン族だった。
ベニヤミンと言えば同胞から聖絶の対象となり、
わずかに600名が残り、他の部族から勧められ、略奪婚を実行した部族だった。

そこから初代王が誕生した。

私はこの章を読むまでの初代王を勝手に無骨な奴だろうとイメージしてましたが、
スマートな紳士のようである。

サムエルを知って訪れた訳ではなかったが、神が導いた。

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Samuel said to Saul, "Tell the servant pass on before us" (and he passed on), "but stand still first, that I may cause you to hear the word of God."
彼らが町はずれに下った時、サムエルはサウルに言った、「あなたのしもべに先に行くように言いなさい。しもべが先に行ったら、あなたは、しばらくここに立ちとどまってください。神の言葉を知らせましょう」。
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この章はこれで最後だが、
サウルはこのサムエルの言葉に従ったのでしょう。

ロバを探すだけの目的なのに、
従者を先に帰らせて「神の言葉を知らせましょう」と言う老人に、
怪しいと思わなかったのだろうか。

第8章 1-22 われわれの王さま [サムエル記上]

老いたサムエルの息子2人は利に走る者だった。
民は不安になり、サムエルに王制を求めた。


周りの国が王の下に率いられた軍で攻めてきたら、
自分たちも強い王を求めてしまう。


しかし、人間の王を求めることは、

・神と離れる
・兵役、労役、税と王の奴隷となる

ことを意味した。

ヤーヴェは許可したが、これは王制の負の部分をも体験させようという意図だった。

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that we also may be like all the nations, and that our king may judge us, and go out before us, and fight our battles."
われわれも他の国々のようになり、王がわれわれをさばき、われわれを率いて、われわれの戦いにたたかうのである」。
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立派な王を想像するが、歴史上立派な王というのは少数でしょう。
誰でしょう。ちょっと思いつきませんね。
勉強したくなってきました!

第7章 1-17 サムエルの職業人生 [サムエル記上]

サムエルは一生の間、最後の士師として働いた。

巡回したようだ。
祭司なら1箇所だが、預言者で士師なら場所は都市部だったのでしょう。

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He went from year to year in circuit to Bethel and Gilgal, and Mizpah; and he judged Israel in all those places.
年ごとにサムエルはベテルとギルガル、およびミヅパを巡って、その所々でイスラエルをさばき、
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「 judged 」となっているので士師なのでしょう。

祭司エリに育てられて、エリ家3人の祭司が亡くなったので、
その後はどうなったのでしょうね。

どうもサムエル以外の誰かが後を継いだようですね。


第6章 1-21 「契約の箱」は手ぶらで返せない [サムエル記上]

「契約の箱」を奪ったが災いが何度も起こり、怖くなってイスラエルへ返却することにした。

律儀なことに「お土産」つきだった。
正確には儀礼的な「お土産」ではなく、ヤーヴェが怖かったので、
金の腫物五つと金のねずみ五つを「償い」とした。


そして、運ぶにあたり、母子の牛を引き離して、
母を車につなぎ、目的地へ向かえば神の力が働いていると判断し、
子牛が気になり動かないなら、これまでの災いを偶然と考えようとした。

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The men did so, and took two milk cows, and tied them to the cart, and shut up their calves at home;
人々はそのようにした。すなわち、彼らは二頭の乳牛をとって、これを車につなぎ、そのおのおのの子牛を家に閉じこめ、
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そうすると、目的地ベテシメシへ向かった。


第5章 1-12 契約の箱を奪ったものの [サムエル記上]

ペシリテ人は契約の箱を奪ったが、災難が襲う。

ダゴンの像の側に置けば、夜中に像が倒れ頭と両手が切り離される。
人は腫れ物ができるか死んでしまう。ヤーヴェの恐怖が支配した。

ついに、

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When the men of Ashdod saw that it was so, they said, "The ark of the God of Israel shall not stay with us; for his hand is severe on us, and on Dagon our god." アシドドの人々は、このありさまを見て言った、「イスラエルの神の箱を、われわれの所に、とどめ置いてはならない。その神の手が、われわれと、われわれの神ダゴンの上にきびしく臨むからである」。
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見えない力が働くのでしょう。

あまり神経質ではないのですが、
聖書の上に別の本を置かないですね、その程度です。

第4章 1-22 呪われた出産 [サムエル記上]

イスラエルの祭司エリの2人の息子は、民からの奉納物を貪り、姦淫もしていた。
エリも放置していた。

そのような情況で戦争がおこったが、「契約の箱」を戦場に持ってこようが、
無残にも負けた。死者が計34000人。さらに「契約の箱」も奪われる。
エリの2人の息子も戦死する。

その報告を聞いたエリも倒れて首を折る。

そして、夫や義父の死や敗戦のいきさつを知った妊娠中の嫁は、
その日に出産し息子を産む。


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She named the child Ichabod, {"Ichabod" means "no glory."} saying, "The glory has departed from Israel"; because the ark of God was taken, and because of her father-in-law and her husband.
ただ彼女は「栄光はイスラエルを去った」と言って、その子をイカボデと名づけた。これは神の箱の奪われたこと、また彼女のしゅうとと夫のことによるのである。
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通常なら家族が直近で死に子どもが産まれたら、生まれ変わりとして喜ぶこともできたろうが、
契約の箱も奪われた以上、無理だった。

イカホデという名は、"no glory."を意味した。
これが、エリの家を永遠に罰するとした神の計画だった。

この後イカボデが登場するのか分からないが、
神の計画を変更することはイカボデにはできないでしょう。

第3章 1-21 不作為犯エリに永遠の罰 [サムエル記上]

サムエルは少年の頃、ヤーヴェより声をかけられた。
その経験がなかった彼は祭司エリが呼んだものと勘違いする。

3度目になってエリはサムエルを呼んだのはヤーヴェだと気づく。

そういうこともあるのでしょう。
私は、主から音声の言葉をいただいた記憶はありません。
神さまからの警告としか考えられない夢をみたことはあります。
だから私は神を恐れます。

本題に戻ります。

エリはサムエルから全て聞いた。

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For I have told him that I will judge his house forever, for the iniquity which he knew, because his sons brought a curse on themselves, and he didn't restrain them.
わたしはエリに、彼が知っている悪事のゆえに、その家を永久に罰することを告げる。その子らが神をけがしているのに、彼がそれをとめなかったからである。
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神は、エリの家系を永遠に罰した。犠牲や供え物をしようと許さない。

これを他人事と捉えてはならない。
他者の悪を放置することが罪であって、その罪は大なり小なり、
人間が生きていくにあたり直面することであるからだ。

最悪、エリのようになる。

第2章 1-36  油そそいだ者 ? [サムエル記上]

前半がハンナの歌である。
神への誓願が果たされ子を授かったので、賛美の祈りを歌っている。

後半は祭司エリの2人の息子の不品行と、それに対する神の考えが書かれている。

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I will raise me up a faithful priest, that shall do according to that which is in my heart and in my mind. I will build him a sure house; and he shall walk before my anointed forever.
わたしは自分のために、ひとりの忠実な祭司を起す。その人はわたしの心と思いとに従って行うであろう。わたしはその家を確立しよう。その人はわたしが油そそいだ者の前につねに歩むであろう。
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恐らく、サムエルを祭司にするということでしょう。

「油そそいだ者」とは「聖霊を授けた者」と同意だとどこかで知ったが、
ならば、後の王となるサウルとダビデのことで、
王よりも前に歩くということなのでしょうかね。

そういうことだと現段階として理解しときます。
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